菅首相に敬意を表します

 新型コロナで1年延期となった第32回オリンピック・パラリンピックが大過なく終わり、日本は約束を果たしました。いずれも史上初の無観客でしたが、終わってみればそれもよかったように思われます。大観衆の熱気こそないものの、画面には初めての人でもわかるように適時解説が加えられて、ひと味違う新しいオリンピックを楽しむことができました。パラリンピックの観戦では全く予想を超えたスピードと迫力に圧倒されました。そして、そこに至るまでの汗と涙に胸が熱くなりました。

 次回3年後の開催国フランスのデモは、福祉と情報技術の融合による新しい音楽の世界でした。福祉はこれまで人の手による介助が基本でした。しかし、これからの福祉は単に生活の介助にとどまらず、その先を行くものでなければならないということです。閉会式でのボランティアの皆さんによるアトラクションもその意味で感銘を受けました。多くの開催中止の声があがる中、菅首相がオリンピックの開催を決断されたことに改めて敬意を表したいと思います。