イギリスは2020年12月8日に新型コロナワクチンの接種を開始し、わずか2回の接種で押さえ込むことに成功しました。図はワクチン接種率と感染率の関係を、英、米と比較したものです(1)。ワクチン接種により感染者の増加が減少に転じています。再拡大も見られますが、その感染者はワクチン未接種者であることがわかっています。
日本のワクチン接種は英米より少し遅れて2021年2月17日からでしたが、優先順位の問題でさらに遅れました。しかし、英米に比べれば感染率は桁違いに少なく、総理の権限で数十万人程度のオリンピック特別枠をつくれば十分かと思われます。ただ、専門家の提言にワクチン接種の強化を求める声がないのがふしぎです。来日していただくお客様の安全第一は当然ですが、できれば最高に楽しかったという日本の思い出を持ち帰ってほしいと思う今日この頃です。(1)図は札幌医科大学医学部付属医学研究所データにより作成したものです。
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