前ブログで、高齢運転者の危険度は小さいことを指摘しました。今回は昭和23年から平成29年までの警察庁交通局の交通事故データと、総務省統計局の20~29歳および75~84歳の人口データを突き合わせて検討してみました。
図の赤色の線は交通事故死者数で、青線が20~29歳の若年人口、黒線が75~84歳の高齢者人口です。事故死者数の動向が若年者数の動向によく一致していることがわかります。若年人口の急増を示す最初のピークは第1次ベビーブーム(昭和22~24年)で出生した270万人が運転免許取得年齢に達し、それが事故増加につながったことを示し、2番目のピークは彼らの結婚が第2次ベビーブーム(昭和46~49年)となった結果に相当しています。高齢運転者の増加の問題もありますが、若年運転者の問題も重要ではないかと思われます。
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