1月6日に警察庁から昨年の交通事故死者数が発表されました。交通事故死は過去最少を更新中であり、これは車の安全性能の向上や取り締まりの強化によるものとしています。65歳以上の死者は前年より減ったものの、全体に占める割合は55.4%で過去2番目に高かったとしており、高齢運転者に対する規制がさらに厳しくなることが予想されます。
左図は、原付以上の事故の中で最も過失の重い第1当事者の数を年齢層ごとに10年間にわたって変化を見たものです。立ち上がりの部分を除けば、事故数は年齢とともに減少し、65歳以上では急激に減少しています。高齢者に対する過剰な規制は、高齢者だけでなく、これから車を利用しなければならなくなる地域や個人の自由な移動への欲求を妨げ、事故の抑止も実効を伴わないものになる恐れさえ考えられます。
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