ニラとスイセンの誤食に注意

厚生労働省リーフレット
厚生労働省リーフレット

 新緑の季節は山菜取りが多くなり、厚労省や農水省は特に高齢者に注意を呼び掛けています。図は過去10年間の有毒植物による食中毒の発生状況です。スイセンによる中毒事故が最も多く、176件中48件に上ります。死亡事故は平成28年に北海道で発生したもので、庭先のスイセンをニラと間違えたものです。ニラには強いニラ臭があるた間違えないと思われがちですが、ニラの臭いは細胞が壊れて大気に触れたときに発生するもので、時間が経つとそれも消えてしまうため、よく知っている人ほど油断する可能性もあります。調理前に葉をちぎって臭いを再確認するのがいいかも知れません。