森喜朗元首相の提案でサマータイムの導入が検討されているようです。図は日本睡眠学会の特別委員会によるサマータイムの説明図です。3月から10月まで、時間を前にずらすことで照明の電気を節約できたり、終業後の時間を有効に利用できるというものです。先進国を中心に広く採用されていますが、評価が定まっておらず採用と中止が繰り返されています。日本でも1949年に米国主導で導入されましたが評判が悪く3年で撤廃されました。明るくなったら早起きしろ、日があるうちは働けのサマータイムではいやがられて当然でしょう。いずれにしても、各国ばらばらのサマータイム制は世界標準化の時代に逆行するといえます。日本睡眠学会特別委員会は、日本人は急速に夜型に移行しており、サマータイムは体に負担を強いることになり、事故の発生を増加させると警告しています。この際、フランス流のバカンス制はどうでしょうか。暑い夏は家族と一緒に田舎で過ごすという日本版サマーバカンス制度の検討をお願いしたいものです。
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