「ボブという名のストリート・キャット」 ジェームズ・ボーエン著 服部京子訳 辰巳出版2014
著者はロンドンの路上ミュージシャンです。18歳の時にギター一つでロンドンに来たものの、プロのミュージシャンになる夢はすぐに消え、今は路上生活者用の公営共同住宅に住み、ギターでその日の糧をえるだけの毎日です。そんな先が見えない生活が10年以上にもなったある日、野良猫のボブ(写真)に出会ったことから新しい生活が始まりました。
犬が家族となっているドラマは少なくありませんが、この本では、猫と人も互いに支え合う友人になりえることが示されています。孤独化が進展する現代社会でペットの意義を考える意味で一読をお勧めします。
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