いつも奥様の名前とおそろいでいただく杉野先生からの年賀状が今年は奥様からの寒中お見舞いでした。先生は昨年暮れに他界されたとのこと。手が震える思いでした。先生はシベリアから戻られたあと佐賀県で小学校の先生になり、ちょうど私の村の5年生の担任でした。私は先生の家によく遊びにでかけました。ある時、先生に手製のろ過装置を見せてもらいました。タルに小石と砂と木炭を詰めたものでした。今でも通用するろ過技術の基本です。
またある時には、どうなってるのかわかるかな? 先生に質問されました。ラジオを作って持っていった時のような気がします。先生の家の階段には電灯があり、下でスイッチを押すと点灯し、上でスイッチを押すと消える仕組みでした。ニコニコ顔の先生の笑顔が今でも瞼に浮かびます。教えていただいた答えは図の三路スィッチ回路です。簡単な仕組みですが素晴らしい働きをします。先生のおかげで学校も理科も大好きになりました。
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