二酸化塩素による空間除菌や消臭をうたった商品が各種市販されています。二酸化塩素ClO2はオゾンに次ぐ酸化力をもつた黄緑色の気体で、これまでは主に水や食品の処理に使われてきました。
安定化二酸化塩素液スーパーダイクロールについてはすでに2015年4月に報告しましたが、今回はクレベリンゲル(写真)を購入し使ってみました。これは二酸化塩素液をゲル化して徐々に二酸化塩素ガスが放散するようにしたものです。およそ1か月間試用し、消臭効果があることをを確認できました。
日頃使用しているオゾン消臭器に比べると電気も要らずどこにでも置けて便利ですが、二酸化塩素の発生具合がわからないのが難点です。二酸化塩素は塩素様のにおいがあるはですが実際にはほとんどわからないため、逆に不用意に吸引してしまう可能性があると感じました。
国民生活センターの報告書によると、クレベリンゲルは二酸化塩素の時間当たりの放散量も少なく、長期間安定しているようです。しかし、二酸化塩素の安全情報はまだ少なく、特にヒトに対しては注意が必要なようです。
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