手首式血圧計を使ってみました

手首式血圧計
手首式血圧計

 手首で測れる家庭用の血圧計(写真)を使ってみました。血圧の測定にはいくつか方法がありますが、使用した血圧計は現在主流となっているオシロメトリック法によるものです。

 使用法は簡単で、腕帯(カフ)を手首に巻いて測定ボタンを押すと、いったん血流がとまるまで加圧したあと徐々に減圧されます。この間に血管に生じた微細な振動(圧脈波)のパターンから最高血圧と最低血圧を算出し表示します。

 測定の時間は30秒ほどで、準備を入れても1分足らずで終わりますから以前の上腕式には戻れません。また得られた測定値は年齢に妥当な値でした。念のため数回測定し、左手と右手で測ってみましたが問題になるような違いはありませんでした。思ったより安定して測定できる印象です。なお、説明書では手は開いて、測るようになっていますので写真は誤解されそうです。

参考:はかる. 通巻第120号、p14, 日本計量機器工業連合会(平成28年)。