明治以来戦前まで養蚕は日本の基幹産業として発展しつづけ、このような中でネコは欠かせない存在でした。ネズミが蚕(写真)やまゆの中のサナギを食い荒らすため、ネコを飼えない人は神社にいただいたネコ札を貼ってネズミに睨みを効かしていたそうです。「青木てる物語ー養蚕と蚕糸ー」(新田文子、平成26年)。
また、同書によって富岡製糸場の奇跡的ともいえる船出には埼玉県出身の実業家渋沢栄一をはじめ、同県深谷の初代所長尾高惇忠、建設責任者の韮塚直次郎や青木てる等先覚者達の献身的な努力があったことを知りました。
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