竹久夢二についてはすでに2012年のブログ「竹久夢二」や「少年山荘」などでも取り上げました。今年はお盆の休みを利用して竹久夢二伊香保記念館を訪ねました。関越自動車道を渋川に降り、榛名山に向かう坂道に接している記念館は大正ロマンのガラス館を併設して当時をしのばせるものとなっています。生家の岡山をはじめ全国に夢二の展示館がありますが、この記念館は群を抜いている感じがしました。
夢二がはじめて伊香保を訪れたのは36歳のときです。最愛の女性彦乃と死別したあとでした。夢二はその後何度もここに足を運び、彦乃への思いに通じる作品を残しています。榛名湖がモデルといわれる昭和の名曲「湖畔の宿」も夢二の「宵待草」もどこかで気持ちが重なるような、ふとそんな気がする旅でした。
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