写真は近所の愛好家にいただいたクリスマスカクタスです。このサボテンは名前の通りにちょうどクリスマスの12月25日に開花しはじめ,29日に写真のようになりました。ブラジル原産種が冬季の室内鉢植え用にデンマークで品種改良されたもので「デンマークカクタス」ともいわれ,また葉のかたちからシャコバサボテン,カニサボテンなどという呼び名もあるそうです。
サボテンは乾燥に耐えるための独自のメカニズムをもっています。普通の植物は太陽の光を浴びて光合成を行い,葉の裏の気孔から酸素や水蒸気などの排ガスを放出しています。サボテンは昼間は水分が失われないように気孔を閉じたままです。このため酸素や水が発生する前で反応を停止し,夜になってから気孔を開いて光合成を完成させます。長生きで知られるサボテンには乾燥に強い独特のメカニズムが備わっているということですね。
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