歌垣の郷

　先週東京で高校の同級会があり，出身中学の校歌を教えてほしいと頼まれました。郷里の甥に連絡して送ってもらったのがこの写真です。「見よ歌垣にのぼる日を，さんたる光少年の，意気と希望の姿なり・・・」、作詞斉藤利治、作曲陶山聡となっています。作曲の陶山さんは，ドキュメンタリ映画「月光の夏」で有名な作曲家です。斉藤氏は北原白秋と同時代に活躍した詩人と思われますが詳細は未確認です。

　私が生まれた佐賀県久間村は，歌垣の郷といわれる杵島山のふもとに位置しています。学校まで石けりをしながら通いました。想い描く故郷の景色は今もかわりませんが，久間中学校はもうありません。このすばらしい校歌には永く生き残ってもらいたいものです。