ネコと香水(6)カルバンクライン

カルバンクラインのオブセッション
カルバンクラインのオブセッション

 ネコ招き香水の切札はカルバンクラインの男性用香水です。2010年のGIGAZINEでは、ニューヨークのブロンクス動物園がさまざまな香水をテストした結果、カルバンクラインのObsession for menが最もチータを引きつけたと報じています。

 ルディにいるネコちゃんにこの香水をテストしたところ、スコティッシュのエディ君とアメショのトム君、シャムのサイミー君は、近寄って臭いのついた手をなめたり、甘えたりする積極的な仕草を見せました。詳細は省きますが、この香水にはジャコウネコの分泌成分であるシベット(の合成品)が用いられています。天然シベットは現在エチオピア(旧アビシニア)のアビシニア高原で採取されているようですが、アビ君の反応はいまいちでした。臭いに対する反応はさまざまなようです。シベットが調合されているといわれるシャネルの5番もテストしましたが、思うような反応はみられませんでした。同じ原料を使っていても調合によってさまざまな香りが生まれますし、アニマル系の香料は使う人の体臭と合わさって独特の臭いを作り出す効果があるといいます。奥が深いですね。 

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