写真は息子の義母にあたる斉藤さんからいただいた自作のろうけつ染めです。クリックして拡大するとろうけつ染めであることがわかると思いますが、私も見ただけでその迫力に圧倒されました。ろうけつ染めはご存じの方も多いと思いますが、基本は染めたくない部分に融かしたロウを塗って、残りの部分を染め上げていく技法です。色が多くなると薄い色から濃い色に、順に色を重ねていきます。染まった色をもとにもどすことはできませんし、ロウがうまくかからないと取り返しがつきません。
わざとロウにヒビを入れたり、にじませたりしますが、頂いた作品は、それらの技法を駆使したすばらしいモザイク絵になっています。とりわけ真っ白でつややかな毛並み、金色の目に青いひとみをもつたこの猫ちゃんは緑を基調にした背景の中で気品さえ感じられます。日本語で白猫というよりフランス語でシャブロン(Chat Blanc)と名付けたいような、猫好きにはたまらない一品です。
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