少年山荘

竹久夢二 少年山荘
竹久夢二 少年山荘

 店の壁に掛けた短冊は竹久夢二の生家である岡山県にある夢二郷土美術館で求めた「少年山荘」です。孫娘の七海ちゃんがはじめての節句に遊びに来たので取り出して飾ってみました。夢二は42歳の時,荏原郡松沢村,現在の世田谷区松原の高台に自ら設計した洋風のアトリエ付きの住居を建て「少年山荘」と名付けました。漢詩「山静かにして太古に似たり。日の長きこと少年の如し」から少年の日のように春の長い一日を過ごしたい,という想いを込めたものだったそうです。生家のそばに「少年山荘」が復元されています。裏山のそばにたたずむ山荘では夢二が実生活ではかなわなかったゆっくりとした日々が流れているように思えました。戻る