道の駅おかべで初めてみたのが写真の菊芋(キクイモ)です。キクイモはひまわりの仲間で原産地もひまわりとおなじ北米です。日本には江戸時代末期に飼料用作物として伝来したようです。
サラダ,味噌汁,トマト煮として使ってみました。食感はジャガイモに近く,紀元前からインデイアンの重要な作物であったというのがうなづけました。興味深いのは,ジャガイモの主成分はデンプンですが,キクイモの主成分はイヌリンという多糖類の一種であることです。イヌリンのエネルギーはデンプンに比べて半分以下と少なく,健康食品として地域振興にも一役かっているようです。一方,キクイモは繁殖力が強く現在要注意外来生物となっています。しかし,逆に飢饉対策として重要な食物になる可能性を秘めているようにも考えられます。
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